機械受注は前月比2.2％増：識者はこうみる

6月8日11時27分配信 ロイター


　［東京　８日　ロイター］　内閣府が発表した４月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額（季節調整値）は前月比２．２％増加の１兆０１２０億円となり、３カ月ぶりに増加した。ロイターがまとめた民間調査機関の予測は前月比４．５％増加で、発表された数値はこれを下回った。市場関係者のコメントは以下の通り。
　●想定の範囲内、利上げ織り込み進展か
　＜東海東京証券・債券ディーリング部長　有麻智之氏＞
　機械受注は市場予想を下回ったが、前月比プラス圏であるし、そこそこの結果。日銀が発表した５月マネーサプライと相打ちする形で、ユーロ円３カ月金利先物などの短期金利には、機械受注の予想比下ぶれは大きく影響していない。市場が重視しているのは経済指標というよりは日銀のスタンスなので、想定の範囲内の数字であれば政策見通しは変わらず、相場への影響も限定的だ。
　ユーロ円金先はまだ下げ余地がある。世界的に金利が上昇している中で、押し目を買っている向きのポジション調整の売りが出ないとしっくりこない。目先はさらに利上げ織り込みを進めていくことになるだろう。
　●誤差の範囲内、足元の生産に沿った動き
　＜ドイツ証券・チーフ債券ストラテジスト　森田長太郎＞
　４月機械受注は市場予想を下回ったが、誤差の範囲内だったとみる。実際、生産の動きは４月の時点ではまだ、１─３月の生産・在庫調整の動きを引きずっているという面が確認されたため、それに沿った動きとみられる。米債が急落しているため、機械受注が相当に強ければ円債に一段の下落圧力をかける可能性があったが、そこまでの数字ではない。
　米債に対する円金利の追随率について、過去の相関からすれば、平均値では５─６割程度。米債利回りは１６ベーシスポイント（ｂｐ）程度の上昇なので、まともに計算すれば円債の利回りが７─８ｂｐ程度の上昇になっても不思議はない。ただ、長期金利１．９％付近では最終投資家の需要が見えてくる部分がある。短期的にはパニック的な売りがあっても、最終投資家の押し目買いが見込める水準には到達していると言える


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
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米インフレ率の長期的なトレンドは高過ぎる＝米クリーブランド地区連銀総裁

6月6日18時36分配信 ロイター


　［フランクフルト　６日　ロイター］　米クリーブランド地区連銀のピアナルト総裁は６日、２００５年以来、インフレ率が３％前後で推移していることについて、長期的に妥当な水準を超えているとの見解を示した。
　ドイツ連銀主催の金融政策に関する会議向け準備原稿の中で述べた。
　同総裁はまた、商品価格や原油相場の上昇によりインフレが高まっており、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）に対する信認が損なわれるリスクがあるとの見解を示した。
　同総裁は「２００５年以来、３―５年のインフレ率移動平均は３％前後で推移している。これは長期的なトレンドとして妥当な水準を超えている」と指摘。その上で「原油相場と商品価格が上昇しているのは明らかだが、わたしをはじめＦＲＢ当局者は、こうした状況による影響がやがて薄れると確信していることを明確に示してきた。しかし、われわれの考えがデータで裏付けられるまでは、人々の信認が損なわれ、インフレ期待が高まるリスクがある」との認識を示した。



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ビッグイベントゴルフ

ビッグイベントゴルフは、かつて日本テレビ放送網で放映された海外のゴルフ中継番組である。

この番組では主として全米プロゴルフ協会（USPGA）の公認試合を中心に世界各国で行われるプロゴルフ競技会の中継映像を取り上げ、30分番組の時代は主として決勝ラウンドの模様を一つの大会に付き2週間に分けて（その後1980年代後半には1時間→1時間半枠となったため1回にまとめて）放送していた。解説と監修は川田太三、ナレーターは城達也だった

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
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胃癌

胃癌は胃壁のもっとも内側にある胃粘膜から発生する。進行すると他の臓器やリンパ節にも転移し、胃壁で成長した癌は食道や十二指腸にまでも到達する。

また、癌が胃壁を越えると肝臓、膵臓、大腸など他の臓器に浸潤し、肺や鎖骨より上のリンパ節あるいは卵巣に遠隔転移する。

組織型としては、殆どが腺癌（胃小窩や胃腺に分化する円柱上皮幹細胞から生ずる）であり、稀にガストリン等の内分泌細胞から生ずる内分泌細胞癌（=高悪性度カルチノイド）が発症する。ごく稀に、腺癌とカルチノイドの両方の性質を持った癌が生ずる。また、ごく稀に扁平上皮癌など、胃には無い筈の種類の上皮の癌が生ずる（おそらく、化生した細胞を母地とする）。

胃癌が身体の他の部位に浸潤・転移し、その先で同一種類の癌細胞からなる新しい腫瘍を形成すると、それは原発腫瘍と同一の名称で呼ばれる。例えば、胃癌が肝臓に転移した場合は肝臓にある癌細胞は胃癌細胞であり、疾患としての名称は胃癌肝転移となり、（原発性）肝癌ではない（しかし、WHOなどが行っている各臓器の腫瘍の組織学的分類には、便宜的に「転移性腫瘍」なり「二次性腫瘍」なりの項目が設けてあるのが通常である）。

胃癌と併発することが知られている卵巣のクルーケンベルグ腫瘍（Krukenberg tumor）は胃癌が卵巣に転移した癌である。この腫瘍は最初に発見した医師の名にちなんで命名されているが、胃癌と異なる疾患ではない。クルーケンベルグ腫瘍の細胞は胃癌細胞であり、原発腫瘍と同一の癌細胞である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
がん